右往左往…浅井四郎の日記

セミリタイアを目指す40代会社員の日記です。仕事や資産形成、趣味などあれこれ考えます。

カズオ・イシグロ氏が見る世界、「ID麻雀」戦法で打ち破りたい

どうも、浅井です。

麻雀好きは知っていると思うのですが、このゲームって打ち手の性格が出ると言われているんです。

強気な人もいれば、我慢強い人もいる。

大胆な人もいれば、繊細な打ち手もいる。

それが、戦術に表れる。

厳密に言えば、あらゆる確率を計算し尽くした上での「正解の一手」というのがあるはずなんです。

だけど、まだAIが麻雀のすべてを解明していない今の段階では、いくつかある候補手の中から、それぞれのプレーヤーの考え方によってまちまちな打牌が選ばれてゲームが進んでいきます。

で、浅井は攻撃タイプです。自称「ID麻雀」。

イケイケドンドンの略ね。

確率が五分五分なら、安全よりもリスクを負って勝負に出たい。

「倒れるなら前を向いて倒れろ」がモットーです。

その方が楽しいじゃないですか。

勝負にいかないで後悔するより、勝負に出てダメだった方が悔いは少ない。

と言いつつ、しょっちゅう倒れてるんですけどね。

まあ、ダメージを食らってもこんな魔法の言葉がありますしね。

「軽傷、軽傷!」

 

ところで、今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏が、「知の最先端」(PHP新書)の中のインタビューで自身の世界観について語っています。

「人はどれほど自分のことについて消極的か、そういうことに私は興味をそそられます。自分の仕事、地位を人は受け入れているのです。そこから脱出しようとしません」

思わずうなずいてしまいませんか。

「われわれは現状から脱出する勇気をもった状態で生きていません」と言うのです。

こんな世界観を持ってイシグロ氏が小説「わたしを離さないで」を発表したのが2005年です。

10年以上たった現在、日本ではブラック企業や過労死が大きな社会問題となっています。

はたから見れば「そんなにひどい条件だったら辞めればいいのに」とか「死ぬくらいだったら休めばいいのに」と思ってしまいます。でも、当事者からすれば現状から抜け出るのって難しいんでしょうね。

イシグロ氏は言います。

「私の世界観は、人はたとえ苦痛であったり、悲惨であったり、あるいは自由でなくても、小さな狭い運命のなかに生まれてきて、それを受け入れるというものです。みな奮闘し、頑張り、夢や希望をこの小さくて狭いところに、絞り込もうとするのです」

確かにそうかもしれない。

でも、浅井はもがきたいと思う。

麻雀と同じように、リスクを負って勝負に出たい。

前を向いて現状を打破したいと思うのです。

早くセミリタイアしよ。

では、また!

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