カズオ・イシグロ氏が見る世界、「ID麻雀」戦法で打ち破りたい
どうも、浅井です。
麻雀好きは知っていると思うのですが、このゲームって打ち手の性格が出ると言われているんです。
強気な人もいれば、我慢強い人もいる。
大胆な人もいれば、繊細な打ち手もいる。
それが、戦術に表れる。
厳密に言えば、あらゆる確率を計算し尽くした上での「正解の一手」というのがあるはずなんです。
だけど、まだAIが麻雀のすべてを解明していない今の段階では、いくつかある候補手の中から、それぞれのプレーヤーの考え方によってまちまちな打牌が選ばれてゲームが進んでいきます。
で、浅井は攻撃タイプです。自称「ID麻雀」。
イケイケドンドンの略ね。
確率が五分五分なら、安全よりもリスクを負って勝負に出たい。
「倒れるなら前を向いて倒れろ」がモットーです。
その方が楽しいじゃないですか。
勝負にいかないで後悔するより、勝負に出てダメだった方が悔いは少ない。
と言いつつ、しょっちゅう倒れてるんですけどね。
まあ、ダメージを食らってもこんな魔法の言葉がありますしね。
「軽傷、軽傷!」
ところで、今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏が、「知の最先端」(PHP新書)の中のインタビューで自身の世界観について語っています。
「人はどれほど自分のことについて消極的か、そういうことに私は興味をそそられます。自分の仕事、地位を人は受け入れているのです。そこから脱出しようとしません」
思わずうなずいてしまいませんか。
「われわれは現状から脱出する勇気をもった状態で生きていません」と言うのです。
こんな世界観を持ってイシグロ氏が小説「わたしを離さないで」を発表したのが2005年です。
10年以上たった現在、日本ではブラック企業や過労死が大きな社会問題となっています。
はたから見れば「そんなにひどい条件だったら辞めればいいのに」とか「死ぬくらいだったら休めばいいのに」と思ってしまいます。でも、当事者からすれば現状から抜け出るのって難しいんでしょうね。
イシグロ氏は言います。
「私の世界観は、人はたとえ苦痛であったり、悲惨であったり、あるいは自由でなくても、小さな狭い運命のなかに生まれてきて、それを受け入れるというものです。みな奮闘し、頑張り、夢や希望をこの小さくて狭いところに、絞り込もうとするのです」
確かにそうかもしれない。
でも、浅井はもがきたいと思う。
麻雀と同じように、リスクを負って勝負に出たい。
前を向いて現状を打破したいと思うのです。
早くセミリタイアしよ。
では、また!
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