孤高の貴乃花親方、「新日本大相撲」を立ち上げちゃったりして
どうも、浅井です。
二刀流・大谷翔平投手のメジャー行き、どこに決まるんでしょうね。
大相撲の貴乃花親方と協会とのバトルの行方も気になります。
モンゴル勢と貴乃花、ほとんど場外乱闘の様相を呈していますからね。世間の関心もプロレス観戦のようです。
グラサンをかけた貴乃花親方のファッションも、プロレスのリング周りによくいる「危ない業界の人」そのものに見えますからね。
孤高の貴乃花が「新日本大相撲」なんてのを立ち上げちゃったりして。そこに曙と小錦、朝青龍が復帰して・・・。
夢が膨らみますな。
スポーツの話題が盛り上がっていますが、先日は地域密着を掲げるJリーグのお手本のような川崎フロンターレについて書きました。
semi-retire-asai.hatenadiary.jp
書いたんだけど、実はJリーグの先行きって、そんなに明るくないと思ってるんですよ。
1992年に設立された当初、10クラブだったJリーグ。
それがいまや、J1が18クラブ、J2が22クラブ、J3が14クラブにまで拡張しています。
プロ野球のような企業スポーツから脱して「地域密着」を掲げた「Jリーグ百年構想」の成果ですね。
全国津々浦々までJクラブが広がりました。
ところで、ヴァンフォーレ甲府の山梨県、サガン鳥栖がある佐賀県、徳島ヴォルティスのある徳島県の共通点って分かりますか。
答えは、いずれも県の人口が100万人を切っていることです。
J3にクラブがある秋田や香川もそう。
いま地方が直面している最大の問題は過疎化ですよね。
国立社会保障・人口問題研究所の資料によると、現在100万人弱の秋田県の人口は、2040年には70万人にまで激減すると推測されています。2010年時点から比べると、約35%の減少。人口の3分の1以上が消えてなくなるのです。
J1クラブがある山梨県も、2010年~40年の30年間で人口が約23%減ります。佐賀県も2割減です。
これって客商売にとっては大打撃じゃないですか?
ベースとなるお客さんの数そのものが2~3割も減るんですよ。しかも高齢化が加速度的に進む。
スタジアムまで足を運べる人が将来どれだけ残っているんでしょうか。
こんなの、企画力とか企業努力とかでどうにかなる問題じゃない気がします。
今後のクラブ経営、やばいでしょ。
一方で2025年時点で人口が増えていると推測されている都道府県は二つです。
東京都と沖縄県。その東京都でさえ2040年時点では6・5%減少に転じます。
それでも、サッカーが生き残るには東京にもっとクラブを設立して都民のサポーターを増やすしかないと思いますね。
東京都内のJ1クラブは18チーム中、FC東京だけ。
人口比から言っても少なすぎますよね。
東側にある江戸川区や江東区のサッカーファンは、西の調布にある味の素スタジアムを「自分たちのホームだ」なんて思わないだろうし。
そもそもスタジアムが足りない。国立競技場をホームにしないのも疑問です。
スタジアムなんて譲り合って使えばいいんですよ。
サッカー王国ブラジルの最大都市サンパウロには、1部常連の大きなクラブが複数あります。
コリンチャンスにサンパウロFC、パウメイラス。ネイマールが所属したサントスもすぐ近くです。
第2の都市リオデジャネイロにも、ジーコがいたフラメンゴをはじめ、フルミネンセ、ボタフォゴ、バスコダガマとビッグクラブがひしめきます。
そして、リオの各クラブはW杯決勝の会場になったマラカナンスタジアムを日程を調整しながら使っているんです。
日本はどうしてもスタジアムの規模とか照明とかホームタウンの定義だとか細かい規則の方が優先されて、「ファンを増やす」「サッカーが楽しめる環境をつくる」という、より大事な目的が忘れ去られる傾向にありますね。
ブラジル流のイイカゲンさを見習って、どんどん東京にクラブを作りましょう。
サポーターにお金持ちが多い「山の手ボンボーン」とか、チャキチャキの江戸っ子たちがサンバを踊りながら応援する「浅草エドッコーズ」とか。
ちょっと違うか。
では、また!
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