「カナモジカイ」という組織が掲げる野望とは
ドウモ、アサイデス。
ミナサン、オゲンキデスカ?
最近、本を読んでいたら「カナモジカイ」という組織があることを知りました。
公式ホームページによると、「漢字は日本語の伝統を破壊しました」「漢字は日本語の発達を妨げてきました」などと主張し、「最終的にはカナだけで文章を書く時代をつくる」と訴えています。
いやあ、世の中にはいろんな人たちがいるもんです。
でも、そう主張するならホームページも全部カナだけで書けばいいのにね。漢字なんて使わずに。
この団体、1920年創立と古く、2013年までは財団法人だったそうです。
結構マジメな組織なんですね。
実は漢字廃止論はそれ以前にもあって、「郵便制度の父」とされる前島密が1866年に「漢字御廃止之議」という建白書を徳川慶喜に出しています。
みんなが当たり前に使っている漢字も、ピンチの時代があったんですね。
戦時中に野球用語が「敵性語」とみなされ、ストライクは「よし」、ボールは「だめ」などと言い換えられたのは知ってたけど、漢字をなくそうという運動があったことは知りませんでしたよ。
漢字はともかく、言葉の制限は「言葉狩りではないか」として今でもよく議論になっています。
たとえば、「床屋」とか「八百屋」とかは差別用語だとして、マスコミが使うときは「理容店」や「青果店」に言い換えられています。
浅井がいつも使っている「本屋さん」も「書店」にしないといけないんでしょうかね。
日ごろ、「ちょっと書店に行ってくるよ」なんて言ってる人、聞いたことないけど。
こうした言葉の使い方をめぐり、かつては作家の筒井康隆氏が断筆宣言をしたこともありました。
差別と言葉って難しい問題ですね。
そういえば、浅井のブログによく登場する「居酒屋」もダメなのかな?
そりゃ、困りますね。
デモ、アサイハダンピツシナイカラ、ゴアンシンクダサイ。
デハ、マタ!
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