効率化しても仕事はまったく楽になりませんよ
どうも、浅井です。
手間ひまがかかる、単純だけど面倒な仕事ってありますよね。
会社には意識高い系の後輩がいて、会社のやり方にいつもぶつぶつ文句を言っています。「便利なツールがたくさんあるのに、なんでいつまでも古臭い方法を続けてるんですかね」って。不毛な作業をこなしながら、浅井も心の中でちょっとだけ同意しています。
確かに、メールじゃなくてLINEグループで連絡を取り合うだけでも格段に効率がアップしますよね。でも旧来型の日本企業ではこうした新しいツールはなかなか導入されません。たくさんいるオジサンたち、ついていけませんもんね。浅井もその一人ですが・・・。
それじゃあ、どんどん便利なツールを採用して効率化すれば仕事は楽になるんでしょうか。
振り返れば、20年ほど前は携帯電話がまだ普及しておらず、持っていたのはポケベルでした。ピーピーピーと鳴るたびに、近くの公衆電話を探して会社に連絡を取ったものです。
インターネットは一般的でなく、調べものは図書館でやるのが当たり前でした。メールもなかったので、FAXでのやり取りが多かった。もっと昔を考えれば、洗濯機も電子レンジもコンピューターもない時代があったんですよね。
今はすごく便利になり、仕事は格段に効率化されたはずです。
それなのにブラック企業は数多く存在し、過労死のニュースは後を絶ちません。働く環境はいっこうによくなっておらず、「働き方改革」なんて言葉が流行っています。
そうなんですよ。どんなに便利になって効率化されても仕事は楽にならないんです!
考えてみれば分かります。4人でやってきた仕事が効率化によって2人でこなせるようになったら、仕事量は半分になるのか。
なりませんよね。会社は4人を2人に減らすだけです。そして、余った2人はほかの仕事に回される。
我々サラリーマンは、ずっとこんな感じで働かされてきたわけです。
いやあ、ポケベルの時代はよかった。外にいたらサボってもばれなかったからなあ。「近くに公衆電話が見つからなくて」と言っておけばすんだんですよね。
これからますますAIが進化していくでしょうが、「これで仕事が楽になるぞ~」なんて考えないほうがいいでしょうね。
さっさとセミリタイアするに限ります。
では、また!