仕事なんか生きがいにするな
どうも、浅井です。
仕事したくないですよね。
同じように思っている人が多いのでしょう、ふらりと入った本屋に「仕事なんか生きがいにするな」(泉谷閑示著)という新書が平積みにされていたので、思わず買ってしまいました。
近年は本の回転が早く、どうしようかなと迷って少し様子をみると、次に来た時にはもう置いていないということが多々あります。
本との出会いも一期一会。
「迷ったら買う」の精神でいかないと、もう次の出会いはなかったりするのです。
最近ちょっとショックだったのが、わりあい大きな本屋さんに入ったときに司馬遼太郎の「坂の上の雲」がなかったことです。
国民的作家の代表作でさえ本屋から消えるんだ…。
本好きとしては、カナシイ事実ですが、これも時代なんですかね。
話を元に戻して、「仕事なんか生きがいにするな」ですが、ツマラナイ本でした。
まったくオススメしません。
たくさん本を読んでいると、ツマラナイ本に当たるのは、ままあることですが、これもその一つでしたね。
残念。
たいていは流し読みするのですが、あまりにひどい本だと時間の無駄だと見切りをつけて途中で読むのをやめる場合もあります。
今回は一応最後までざっと流し読みしました。
やたら引用ばかりが多くて、著者自身が何を言いたいのか全く整理されていない本でしたね。
ひたすら引用文でページを埋め、手抜きして作った印象です。
そもそもこの本は、「たった一人の熱狂」(見城徹著)と抱き合わせで一緒に買ったんですよ。
幻冬舎社長の見城徹さんの熱い仕事論とのバランスを取るためにね。
「たった一人の熱狂」を読んで感化されちゃって、仕事に情熱を燃やすようになったら困りますからね~。
この記事、読み返したら書き出しが同じだった。
ともかく「仕事なんか生きがいにするな」は、「労働をやみくもに賛美する『労働教』から脱しましょう」ってことを言いたいようです。そして、もっと遊ぼうって。
ほら、目新しいことないでしょ。
でも、セミリタイアの目標に向けて、また誓いを新たにできたという意味ではよかったかも。
よく見るとこの本、「幻冬舎新書」でした。
幻冬舎、社長は仕事を生きがいに熱狂してるのにね。
では、また!