「ウサギのように子どもを産もう」
どうも、浅井です。
「ウサギのように子どもを産もう」
ポーランド政府が国民にこう呼びかける動画を作り、批判が殺到しているそうです。
AFPの記事によると、ポーランドは欧州でも出生率が最低水準で、急激な人口減少に直面しているとのこと。日本と似たような状況なんですね。少子化対策にはどこも頭を悩ませているようです。
ところで、しばらく前に同年代の同僚たちと飲みにいったとき、どういう流れだったか「いつまで働くつもりなのか」という話題になりました。
いつもはワイワイと趣味やバカ話ばかりする連中なので、そんな話をしたのは初めてです。ちょっとびっくりしました。
同僚A「まあ、定年の65歳までは働くやろなあ」
同僚B「やっぱ、異動希望を出して部署を移った方がいいかなあ。今の部署だと数年後には子会社化しちゃうかもしれないし」
浅井「・・・・(俺、セミリタイアするからそんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ、はい、オッパッピー!)」
黙って聞き役に徹していた浅井ですが、みんないろいろ考えてるんですね。
将来を見据えて部署の異動を考えるなんて、思いついたことなかったわ。右肩下がりの会社がこの先、定年まで存続している保証もないしなあ。
思えば、Bさんは第2子が昨年生まれたばかり。
子どもが自立するまで20年近くは仕事しないといけないんでしょうね。う~ん、大変だなあ。
晩婚化が進み、周りを見渡すと40代で子どもができた友人は珍しくありません。
彼らがセミリタイアするのは現実的に難しいでしょうね。
実際、いろんなセミリタイアブログを見ても、独身者が多数を占めているようです。
子どもを抱えながらのセミリタイアはやっぱりリスクが大きすぎるのでしょう。
浅井は20代で子どもができたので、すでに大学生。子育てに関してはある程度、先の見通しがついたので、セミリタイアを考えられるわけです。
じゃあ、40代で子どもができるのは大変なことばかりなのか。
そうは思っていません。うらやましい面もあるんですよ。
浅井に子どもができた20代は仕事でキャリアを積み始めたばかり。土台も自信もなく、とにかく必死でした。
今みたいにイクメンがもてはやされる風潮もなかったし、若手はあごでこきつかわれてました。出張も多く、子どもが一番カワイイ時期にじっくり向き合う時間と余裕はありませんでした。
日々ちょっとずつ成長していく様子を一つ一つ楽しむことができなかったんですよね。
きっと20代でパパになった人たちはみんな同じような思いを抱いたことでしょう。
でも、40代は違います。
すでに実績もキャリアもあり、仕事に関して若手ほどガムシャラにやらなくてもいい。
もちろん管理職になったりして責任は重くなるけれど、20年以上働いていれば手の抜き方もわかってきます。人生経験も積んで20代に比べれば精神面でも金銭面でも余裕がある。
何より、歳をとってからの子どもは可愛くてしょうがないでしょ。
小さい子どもがいる40代の後輩はこう話していました。
「仕事なんて、ど~でもいいです。いまは子供と遊ぶことしか考えてないです」
しごく真っ当な考えですね。
そう。20代、30代で仕事を頑張り続け、情熱がやや薄れてきた40代に子どもができると、新たに人生の楽しみが生まれるんですよ。
育児はいくらかかるとか、その経済面ばかりがニュースになっていますが、経験してみると子育てってすごく楽しいんですよね。
仕事がイヤになってきた40代から60歳過ぎまでその楽しみを味わえるのは、長い人生を考えると実はいいタイミングなのかもしれません。
だから、セミリタイアの可能性はあるけど子育てにじっくり向き合えないのと、子育てを楽しめるけれどセミリタイアは難しいのと、麻雀で言えば「いってこい」ですかね。
「いってこい」はもともと証券業界の用語らしいです。
プラスマイナスゼロとか、トントンのような意味ですね。
世の中いいことばかりも悪いことばかりもないってことかな。
では、また!
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