仕事なんか生きがいにするな
どうも、浅井です。
仕事したくないですよね。
同じように思っている人が多いのでしょう、ふらりと入った本屋に「仕事なんか生きがいにするな」(泉谷閑示著)という新書が平積みにされていたので、思わず買ってしまいました。
近年は本の回転が早く、どうしようかなと迷って少し様子をみると、次に来た時にはもう置いていないということが多々あります。
本との出会いも一期一会。
「迷ったら買う」の精神でいかないと、もう次の出会いはなかったりするのです。
最近ちょっとショックだったのが、わりあい大きな本屋さんに入ったときに司馬遼太郎の「坂の上の雲」がなかったことです。
国民的作家の代表作でさえ本屋から消えるんだ…。
本好きとしては、カナシイ事実ですが、これも時代なんですかね。
話を元に戻して、「仕事なんか生きがいにするな」ですが、ツマラナイ本でした。
まったくオススメしません。
たくさん本を読んでいると、ツマラナイ本に当たるのは、ままあることですが、これもその一つでしたね。
残念。
たいていは流し読みするのですが、あまりにひどい本だと時間の無駄だと見切りをつけて途中で読むのをやめる場合もあります。
今回は一応最後までざっと流し読みしました。
やたら引用ばかりが多くて、著者自身が何を言いたいのか全く整理されていない本でしたね。
ひたすら引用文でページを埋め、手抜きして作った印象です。
そもそもこの本は、「たった一人の熱狂」(見城徹著)と抱き合わせで一緒に買ったんですよ。
幻冬舎社長の見城徹さんの熱い仕事論とのバランスを取るためにね。
「たった一人の熱狂」を読んで感化されちゃって、仕事に情熱を燃やすようになったら困りますからね~。
この記事、読み返したら書き出しが同じだった。
ともかく「仕事なんか生きがいにするな」は、「労働をやみくもに賛美する『労働教』から脱しましょう」ってことを言いたいようです。そして、もっと遊ぼうって。
ほら、目新しいことないでしょ。
でも、セミリタイアの目標に向けて、また誓いを新たにできたという意味ではよかったかも。
よく見るとこの本、「幻冬舎新書」でした。
幻冬舎、社長は仕事を生きがいに熱狂してるのにね。
では、また!
小室哲哉騒動に思う、みんなもっと他人にも自分にも優しくなろうよ
どうも、浅井です。
小室哲哉さんの不倫騒動と引退会見、ワイドショーだけでなくいろんなメディアをにぎわせてましたね。
びっくりしたのは、小室さんが59歳だってこと。
相変わらず金髪で化粧をしていて、とても還暦近い年齢には見えませんでしたね。
ただ見た目は若いけど、C型肝炎にかかり、難聴で左耳が聞こえなくなり、体調は悪そうでした。
それにしても、メディアもコメンテーターも世間も、小室さんに厳しすぎじゃないですか?
一時代を築いた才能に対して、あまりにも風当たりが強い気がします。
60歳近い小室さん、7年間も介護を続けてるんですよ。
しかも相手が親ならともかく、14歳も年下の妻。
高次脳機能障害で、普通の大人の会話が成り立たない生活をしてるそうです。
小室さんの会見によると、妻のKEIKOさんはすでに音楽への興味もなくなり、小学校4年生の漢字ドリルをやっているとか。
親の介護だったら寿命がくればいずれ終わるけど、ちゃんとした会話もできない年下の妻の介護は先が見えないじゃないですか。
しかも自分自身も入院したり通院したりの生活。
そりゃ、心が弱って揺らぐことあるでしょ。
こんなこと書くと、必ず「もっと大変な人がいる」とか「そのくらい我慢するのが当然」といった反応が出てくるんですよね。
いや、大変なのは当たり前じゃないから。
我慢しなくていいから。
苦しい状況から抜け出せる方法があるんだったら、抜け出せばいいじゃん。
頼れるものがあったら、頼ればいいじゃん。
自分が大変だからといって、「他人も大変であるべきだ」っておかしいでしょ。
これって、ブラック企業を擁護する人たちと同じ論理なんですよね。
オレも苦しいからお前らも苦しむべきだって。
ほんとにギスギスした社会だと思いますね。
小室さんが不倫したところで、日本中の99・99999%以上の人たちには何一つ実害を与えることはありません。
というより、日本中で不倫してる人、何百万人もいるでしょ。
だから、ほっといてあげましょうよ。
人間って弱いもんだから、弱ってたら優しくしてあげればいいと思います。
他人にも、自分にも。
では、また!
セミリタイア後は週1の居酒屋バイトもいいかも
どうも、浅井です。
だいたい本を読んでいるか、飲みに行ってるか、将棋や麻雀の番組を見ていると、時は過ぎ去っていきますね。
会社に通って仕事をこなし、あとはこのブログを書いていると時間がなくなってしまいます。
だから、このブログ、飲みに行った話ばっかりになってしまうんですよね。
あ~ヨイヨイ。
おじさんの人生なんて、そうやって終わるんですよ。
というわけで、一人である居酒屋に初めて入ったときのこと。
いつも混んでいるので、いい店なのかなあと気になってたんですよ。
ちょっとのぞいたらたまたま席が空いたんで、のれんをくぐってみたんです。
焼き鳥がメインだったんですが、予想以上にうまかった。
飲み歩いていると、こういう勘がちょくちょく当たるようになるもんです。
それも人生の小さな楽しみの一つですね。
だからといって何かの役に立つということもないんだけどね。
そこでの店員同士の会話が面白かった。
「オレ、お笑い芸人の店で働きたいんすよ」
「えっ、なんで?」
「だってそういう店って売れない芸人がバイトやって生活費稼いだりしてるでしょ。芸人の集まりですよ! 絶対、楽しいに決まってますよ~」
「そういえば、女子プロレスラーとかも店やってたよなあ」
「そうそう、えっと、ブルゾンなんとか・・・・」
「ブル中野」
いいですね~、こういうの。
売れない芸人じゃなくても、君たち充分に楽しいよ。
最近は立ち飲み屋も多いし、なかには日ごとにマスターが替わる店もあるみたいです。
そんな店に通っても楽しいですよね。
飲み屋さんも人手不足が深刻らしく、壁や入口にバイト募集の張り紙をしている店をたくさん見かけます。
中には「週1日でも大丈夫!」と募集している店もありました。
セミリタイアしたらできるだけのんびり過ごしたいけど、楽しそうな店だったら週1で働くのも悪くないかなと思ったりします。
実際、セミリタイア後、通っていた飲み屋でバイトを始めた人を知っています。
常連さんたちとも顔見知りだし、サラリーマン辞めたらそんな職場で働くのも楽しそうだと思ったんでしょうね。
いつの間にかバイト辞めちゃってたけど。
本格的に働くとなると、大変そうだからなあ。
だから、週1くらいがいいペースなのかも。
良さそうな店を今から見つけとかないと。
というわけで飲み歩く日々は当分、続きそうです。
では、また!
英国で「孤独担当相」新設…セミリタイア後は人間関係が一番大事だと思う
どうも、浅井です。
アラフィフともなると、同世代の友人たちと遊ぶ機会はぐっと減りますよね。
それぞれ家庭があって、子育てで忙しかったり、仕事が立て込んでたり。
なかなか気軽には誘えません。
浅井はそれでもときどき強引に声をかけるのですが、すると案外乗ってきたりするんですよ。
みんな、なんやかんやで集まりたいのかなと思ったりします。
周りには未婚の友人・知人も結構いて、もう30代後半や40代だったりします。
以前だったら「独身貴族」なんて言われてたけど、最近は聞かなくなりました。
死語なんでしょうか。
独り暮らしも40代になると、優雅なイメージがなくなっちゃいますね。
若いころは独り暮らしは楽しくて楽しくてしょうがなかったけど、年を重ねるといいことばかりじゃないかもしれません。
フリーランスとして働いている40代の女性の友人は、しみじみとこう語ってました。
「仕事がないときは4日くらい、誰とも話さないこともあるんだよね。コンビニで買い物するときに店員とお金のやり取りをする一言だけとか」
彼女は社交的な方だし、美人だし、友だちも多いはずなのに、それでも会話のない生活を送ることがあるんだと驚きましたね~。
ところで、英国のメイ首相が「孤独担当相」を任命した、とAFP通信が報じています。
メイ首相は「わが国の社会、そしてわれわれ全員が抱える孤独という問題に向き合い、高齢者や介護者、愛する人を失った人々──話をする相手や自分の思いや体験を分かち合う相手がいない人々が直面している孤独に対し、行動を起こしていきたい」と説明しています。
記事の中では、英赤十字社によるデータがあって、英国の人口6560万人のうち900万人以上が常に、もしくはしばしば、孤独を感じているそうです。
イギリスでも深刻な社会問題になってるんですね。
なんとなくわかる。
一方で、イタリアやスペインといったラテン系の国々はいつもにぎやかな家族と一緒にいて孤独な人は少ないイメージです。
浅井自身について言えば、セミリタイアする不安はいろいろあるけど、結局は人間関係だと思うんですよね。
仕事を辞めたら健康維持に費やせる時間は増えるし、つつましく節約して暮らせばお金はなんとかなる気がするけど、人間関係だけは頑張って築かないといけない。
孤独でも楽しいって人もいるみたいだけど、浅井はやっぱりみんなとワイワイする時間がないと楽しくないなあ。
会社以外のネットワークを作っていくことが、セミリタイアに向けた大きな課題です。
では、また!
インフレ対策はいろいろあるけど、円高対策はどうしたらいいの?
どうも、浅井です。
先日、たまたま就職活動中の女子大生と話す機会があったんですよ。
やっほ~。
マジメな子で、ボランティア活動とかしてるみたいでした。
でも、おじさんはあんまりボランティアには興味ありません。
最近の流行りなんかを聞いてみると、「インスタ映えはもう遅れてますよ~」と言ってましたね。
流行語大賞で初めてインスタを知ったおじさんたちも大量にいたと思われるのに、もう終わってるなんて・・・。
世の移り変わりは早いものです。
ところで、なんだかちょっと円高になってるみたいですね。
投資に関心の高いセミリタイア界隈では仮想通貨の暴落と円高がトピックのようです。
浅井はまだ投資を始めてないので、影響はないのですが。
投資はしてなくても、セミリタイアを目指す人にとって、インフレ対策は頭に入れておかないといけない一つですよね。
いくら資金を形成しても、収入がないとインフレが起きたら資産がどんどん減っていってしまいますからね。
インフレ対策としては
・株に投資する
・不動産に投資する
・外貨を保有する
・金を買う
などが挙げられています。
セミリタイアを目指す浅井も、これらは頭に入っていますよ。
ただ、日本では今後、不動産価格は下落するとみているので、これはナシ。
金への投資も調べてみましたが、手数料が高すぎるようなので、これも見送っています。
さらに、いまは株高に思えるので、これは暴落(調整)待ち。
というわけで、ほとんど何もしていません!
いいのか、これで?
まあ、何もしてなくても、インフレ対策としてやるべきことは分かっているんです。
さて、問題は円高対策ですよ。
かつて円高で不況だった時期を長く経験した日本。
また同じような事態が起きそうになった場合、個人的にどのような対策をすればいいんでしょうか?
調べてみても、いま一つピンとくるような対策がないんですよ。
「円高になりそうだったら、その前に手持ちのドルを円に換えておく」なんて書いてるサイトもありますが、手持ちのドルなんてみんな持ってないでしょ。
円高になったらドルを買うってのもありますが、これは将来円安に転じたときに儲けるためのものですよね。
円高が続いている間はじっと持ってるだけですかね。
たとえドルで資産を保持してても、日本の生活で使うときは円に換えないといけませんよね。
それじゃ意味ない気がするんですが。
究極は「海外で暮らす」ってのありましたね。
たしかに円高だったら、海外での生活は割安になります。
でも、そこまでやんなきゃダメ?
まだまだ経済や投資についてよくわかっていない、浅井でした。
もっと勉強したらわかるようになるんかな?
では、また!
「たった一人の熱狂」…セミリタイアとは対極にある本
どうも、浅井です。
仕事したくないですよね。
世の中の多くの人ってそうじゃないですか?
日本人は違うのかな。
東南アジアなんかに行くと、チャキチャキ働いているのは女の人で、役に立たない男たちは道端でお酒飲んだり昼寝したり、さらには闘鶏やっちゃったりしてる。
そんな光景を見ると、人間って仕事なんかしないようにできてるんじゃないかなと思ったりもします。
仕事に熱狂し、仕事に生きる男です。
彼の著書「たった一人の熱狂」にたびたび出てくる言葉はこの2つ。
「圧倒的な努力」と「圧倒的な結果」。
22冊のミリオンセラーを送り出し、担当した作家に次々と賞を取らせ、中上健次や秋元康、堀江貴文、藤田晋といった面々とまさに命を削って付き合ってきた生き様は、それこそ「圧倒的」です。
五木寛之さんに25通の手紙を書き続けたり、石原慎太郎さんの「太陽の季節」と「処刑の部屋」を本人の目の前で全文暗誦しようとしたり。
絶対にマネできないけど、そのすごさは分かります。
浅井もかつてはバリバリの企業戦士でしたからね。
どの業界にも、突き抜けたスゴイ人っているんですよ。
命を張って真剣に向き合わないと辿りつかない場所があるってことも、そこからの眺めは辿りついた人にしか見えないってことも分かります。
面白い仕事って、真剣に取り組んだら本当に楽しいですからね。わくわくしてアドレナリンがドバッて出ます。
睡眠時間が削られようが、不健康な生活が続こうが、のめりこめます。
ただ、富士山の頂上にたどり着いたあともキリマンジャロを目指し、さらにはエベレストに挑む人ってそうはいません。
見城さんは言います。「この世には2種類の人間しかいない。圧倒的努力を続ける人と、途中で努力を放棄する人だ」。
それで言えば、浅井は途中で降りた人になりますね。富士山に登ったから、もういいやって。
堀江貴文さんも、見城さんと同じように仕事に生きる人です。
一言でいえばワーカホリック。
彼らには共通点があります。
子ども時代から親との関係がよくなかったことです。
だから、彼らの中では「家族のだんらん」とか「幸せな家庭」への評価が低いんですね。
見城さんは1年365日、夜は会食しているので家族での食事というのはなさそうです。
子どもがいないので「子どもの成長」が幸せの要素になることもない。
どうしても仕事が生きがいになるんですね。
でも多くの人にとっては、家族とまったり過ごす時間ってかなり幸せじゃないですか。
子どもの成長ぶりを見守るのも、何物にも代えがたい幸せですよね。
家族を何よりも優先する価値観があるのは当然なんです。
だから、見城さんやホリエモンの言うことをそのまま真に受ける必要はありません。
ただ、成功している人たちって、どこかにコンプレックスを抱えていて、でもそれを力に変えてのし上がっていくんですよ。その点ではホリエモンや見城さんを素直に尊敬しますね。
浅井はすでにアラフィフだし、熱狂から降りる人生を求め始めているので、ちょっと距離をとりながらこの本を読みました。
でも20代、30代の人なら手に取ってみる価値はあるんじゃないかな。
熱狂するって、確かに楽しいから。
では、また!
受験でカミ頼み…この世で最も権威があって恐ろしいカミは?
どうも、浅井です。
週末は大学入試のセンター試験でしたね。
受験生のみなさん、お疲れ様でした。
浅井が大学を受験したのはセンター試験が実施される前の「共通一次」の時代でした。
「共通一次」、もう死語ですな。
いまのセンター試験も2020年を最後に廃止され、次は「共通テスト」に変わるそうです。
名称だけ見ると、もとに戻ったような・・・。
文科省って、ゆとり教育にしても、法科大学院にしても、何かいじるとたいてい失敗してますからね~。
お役人って何かやんないと税金ドロボー呼ばわりされるから何年かおきに制度をいろいろこねくり回すんだけど、ただ若者たちの人生をかき乱してるだけっていう。
給料はあげるから何もしないでドラクエでもやっててくれた方が平和だったりしますね。
ともかく、センター試験のあとは2次試験。いよいよ本番です。
浅井が受けたときは、前日に上京して、仲のいい友人たちとホテルに泊まって試験に備えました。
しか~し。
そこは高校生のバカモノたち。夜の街に繰り出し、ゲームセンターで遊びまくって試験を迎えたんですね。
その結果。
浅井は合格したものの、友人らは浪人することに。
いい思い出です。
人生ってそんなもんですが、切羽詰まったときの最後の手段は神頼みですね。
神社に合格祈願に行った受験生も多いでしょう。
みんな一斉にお願いするから、神様も大変だ。
ところで、橋爪大三郎著の「世界は四大文明でできている」によれば、中国の「神」はトップランクの存在ではなく、中ぐらいのランク。トップランクは「天」なので、インドの神々を中国語に訳したときも「○○天」にしたそうです。
一方、日本で大和ことばの「カミ」はトップランク。
ただし、本居宣長の整理よるとカミには3種類あって、
に分類できるらしいです。
3番目の例は、強烈な風の「カミかぜ」とか、技量がずば抜けている「カミわざ」とか。
最近では「カミ対応」とか「カミってる」とか。
日本ではなんでもカミなんですね~。
それで、この世で最も権威があって恐ろしいカミはなんでしょう?
当然、うちのカミさんです。
では、また!