スイスの安楽死、注射でも電気ショックでもなく「自力」らしい
どうも、浅井です。
ずっと昔、アメリカに住んでいたときに地元の街で酔っ払い運転のニュースがありました。
高速道路をふらふらと運転していた男が捕まったというやつです。
これ自体はそれほど珍しくないのですが、男が乗っていたのはなんと戦車でした!
そもそも、どうして戦車なんか持ってるんだ? さすがアメリカは違う!と変に感心したものです。
なぜこんな話を思い出したのかというと、AFP通信の日本語版に似たようなニュースがあったからです。
「自由の国」アメリカではいろんなことが起きますね~。
AFPの「こぼれ話」コーナーには、1杯114万円のウイスキーが実は偽物だったというスイスの話もあります。
これは、オチもすごいです。
ほかにも、ローマ法王が「祈祷中に居眠りすることもある」と告白した話や、試合中にトイレをがまんできなかったサッカーGKの末路!など面白話が満載です。
世の中こうしたほのぼの系のニュースばかりだといいのですが、日本では座間の猟奇的な殺人事件のニュースが連日報道されていますね。自殺願望のある人たちを誘い出したという点もまた、異質な事件です。
ところで、自殺の原因で最も多いのは健康問題。高齢者に限ると約7割を占めると言われています。
浅井は自殺したいと思ったことはこれっぽっちもないのですが、年をとってから長い間苦しみながら死ぬのはやっぱりイヤですね。
本人が人生に後悔なくやりたいことをやり切って、苦痛からもう解放されたいと願うのなら、安楽死を認めてもいいのではと思います。
日本では合法化されていない安楽死ですが、ヨーロッパなどでは認めている国があります。知られているのはスイスですね。
作家の塩野七生さんが「逆襲される文明」(文春新書)の中でけっこう詳しく説明しています。
それによると、スイスで安楽死にかかる費用は約150万円。そして「致死量の飲物が入ったコップは、自分の手で自分の口にはこび、自分で飲み下すのを求められる」そうです。
注射1本で安らかに、というわけではなく「自力」なんですね~。
それでも希望者が殺到していて順番待ちだとか。いい商売だ。
ただ、日本人が利用するのには壁があるようです。安楽死には付添人が不可欠なのですが、日本人の場合は帰国したとたんに自殺幇助罪で逮捕される恐れがあるらしい。
そんなに簡単な問題じゃないということですね。
ちなみに、北野武監督は究極の愛について問われた際に「腹上死です」と答えたとか。それで死んだら男の本望かも?
では、また!